何を大切にはたらくのか。

こんにちは!とても久しぶりなエントリーです。
タイトルの本題に入る前に、ここ最近の近況を簡単にまとめたいと思います。

この春、UI/UXの設計を専門としている会社に入社しました。
そして...2ヶ月で退職し、現在に至ります。

色々ありましたが、気持ちを切り替え、
転職活動を新たにスタートさせることになりました。

会社を試用期間中に辞めるということは、一般的にみたらネガティブ要素が強いかもしれません。
ただ個人的には「何を大切にしながら、働きたいのか。」「自分がどういうデザイナでいたいのか。」を
改めて見つめ直すきっかけになり、大きな収穫となりました。

今回2ヶ月という短い期間ではありましたが、新規案件のUX設計を担当させていただきました。
(主にやっていたことは、競合リサーチ、ポジショニングマップ、
リーチする層の想定やペルソナ像作成、ジャーニーマップ、コンセプト設計、
IA設計に入る前段階を一通り担当しました。)

今までの経験上、自社サービスの会社で働いていたということもあり、
クライアントワーク自体が初めてで不慣れなことも多々あったのですが、
入社したばかりの新人にドンと任せてくださってありがたかったなぁ...と振り返っています。

UX設計をするにあたって、以下の本が大変参考になりました。


サービス・デザイン入門

・ジャーニーマップの描き方、サービスと顧客のタッチポイントについて考える際の参考にしました。

製品やサービスの機能や利用方法を改善していくためには、なぜそれらが利用者にとって望ましい仕組みと
食い違うのかを問わなければならない。どのように"how"ではなく、なぜ"why"と問うのが大事

改善していくためには、なぜ食い違っているのかをしっかりと問わなければならなくて、
そのためには顧客を理解するためのジャーニーマップ、仮設の検証、顧客のタッチポイント(ヒアリング)が
大事だということを刷り込ませてくれる本でした。
ページの構成や要素もシンプルなので、1〜2日で読めてしまうさっくり感もよかったです。

これからのマーケティングに役立つ、サービス・デザイン入門 -商品開発・サービスに革新を巻き起こす、顧客目線のビジネス戦略

これからのマーケティングに役立つ、サービス・デザイン入門 -商品開発・サービスに革新を巻き起こす、顧客目線のビジネス戦略

  • 作者: J.Margus Klaar,長谷川敦士,郷司陽子
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2015/10/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る


IAシンキング

・ネットイヤーグループ坂本さんの著書。
情報アーキテクチャ(Information Architecture)のノウハウがまとめられています。
「情報設計とは...?」と思っていた私にとっては、目から鱗の内容でした。

IAというのは可視化されにくいタスクとなっていることが多いものの、
インターフェースデザインの前段階の非常に重要なタスクとのこと。

誰に・何を・どのように、行うべきかを決めていく上で欠かせない作業であるけれども、
可視化されにくかったり、どの職種の人が担当すべきかなどは会社によってばらつきがあったりと、
社内に浸透していない場合は、この可視化されていないタスクを、
まずは共有していく段階から始める必要もあるんだろうなと思いました。

それぞれの章に演習があることで理解度が深まるように、
著書全体が"設計"されていて流石だなぁ...と思いました。

IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術

IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術



・ユーザービリティエンジニアリング

ペルソナ像の作成の際に大いに参考になりました。

人間中心デザイン(HCD)の概念や、ペルソナ像作成についての具体的な手法が、
わかりやすい言葉でまとめられているので頭にスッと入りやすいです。

ペルソナを作るにあたって「プライマリとセカンダリ」2種類のペルソナを用意して検証を実践してみました。
結果としてプライマリで拾いきれなかったユーザーニーズを、セカンダリペルソナを作成することで補うことができ、
具体的な課題を抱えたユーザーにどうアプローチすべきか?を、ジャーニーマップと合わせながら提案できました。
(もっと多い場合は3〜6人ぐらい作るそうです)

ただ、ペルソナ像を作る前段階のリサーチがきちんと行われていなければ、
確実にペルソナもフワッとしてしまうのは事実ですし、
その後のジャーニーマップでの仮説や効果検証も曖昧なままで終わってしまいます。

プロジェクト内の共通意識として、「どこまで突き詰めるのか」を
事前にすり合わせておくべきと感じました(予算や工数もあるので)


・誰のためのデザイン?

UXに関わる重要なことは、この本にすべて書かれているのでは...とため息が出るほどの良書です。
人間中心デザインの概念についてはユーザービリティエンジニアリングで読んでいたものの、
より深く詳しく学ぶのであれば、この本は必読な感じです。

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論


退職後の現在...

絶賛 転職活動中です。
色々ありましたが、落ち込んでいられません!
今回起こった出来事を糧に、今ならなんでもできる気がしてなりません。
非常に逆にやる気が湧いています。

転職するにあたって、
会社にとっても自分にとってもブレたり相違がおきないように、
"軸にしたいこと"を書き出しました。

・人を大切にしている(誰と働くのか、を重要視している)
・会社のビジョンやミッションに共感できるか
・自社サービスを運営している

「誰とはたらくのか」ということは、
「何をするか」以上に自分の中で大きなプライオリティでした。

誰とはたらくのか、という「誰と」の部分は、
「(自社サービスや、関わっているプロダクトをより良くしていきたいと思って動いている)熱量のある人たち」です。

そんな人がたくさん集まっている会社なんてあるのかい?と突っ込まれそうですが、
新卒で入社した会社がまさにそうでした。

恥ずかしい限りですが、社会人6年目でようやく
この"大切にしたい軸"がストンと落ちてきたように思います。

色んな会社を経験しなければ分からなかったことだったので、
経験した分だけ身になるということを実感しています。

この2つの軸に重きをおきながら、現在転職活動中です!


さいごに...

(今の仕事でいいのだろうか)と悩んでいる人がいたら、
ぜひ、以下の本を手にとって読んでほしいなあとオススメしたいです。

「何を大切にはたらくのか」を、
改めて考え直すきっかけになるはずです。