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Hatena Design Hourに参加してきたよ。

イベント

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5月29日(金)に開催された、はてなHatena Design Hour 参加レポートです。


「デザインを見て、デザインを学ぶ。」という表題のもと、4人のデザイナさんが登壇され、
発表とパネルディスカッションが行われました。

会場は、はてな東京オフィス。良い意味でオフィスっぽさを感じさせないフラットな空間。
芝生が敷かれていて、歩くたびにふさふさが足元をくすぐる心地よさ。



嶋野さん 「B!KUMAガールズ」

嶋野さんがデザインを手がけているサービス「B!KUMA」のキャラクター「熊野ナンシー」が
出来上がるまでのお話。(B!KUMAは女性向けのブクマサービスです。とってもかわいい。)

このキャラクターは自身を少し投影しているそうで、
全体的に「もっちり」とした質感を大事にしながら作られているのだとか。

輪郭やポーズ、表情なども、「もっちり」見えるかどうかが基準。
熊野ナンシーは「くま」だけどみんなは人間のOLとして接しているという設定。

キャラクターの見た目が最初の頃に比べると少しずつ変わっていったそうですが、
「もっちり見えるか」を意識していたからその後も違和感なく受け入れられているそうです。

何かをつくるときに、そのものの軸や質感を持ち続けることって大事ですね。
嶋野さんが終始ハキハキと元気に話していて、会場の空気があたたかくなっていました。



村田さん 「Mackerel」

村田さんがデザインを手がけているサービス「Mackerel」のお話。マカレル。
サーバーの負荷などを管理画面で監視できる、開発者向けのサービス。
村田さんは主に管理画面のデザインをされているそうです。

つくるものによって見た目のイメージやデザインの方向性は変わりますが、
Mackerelに関しては「わかりやすさ、心地よさ」「機械っぽさ」「学習コストを下げる見た目」
「使いやすい美しさ」を重点にしながらデザインされているそうです。

サーバーの負荷を監視する重要な役割を持つサービス(真面目)なので、
データがしっかりと反映され、誰でも理解ができるようなデザイン。

確かに、ビジュアル的な印象を強く押し出しすぎてしまうと、
「サーバーの負荷を監視」するという目的が見えにくくなりそう。

特に、「カラーチャートで色の意味を確認しながら、色に対して意味を与えていく。」
という考えが素敵でした。そう考えてみると「色」ってすごく大きなポイント。



種村さん 「村上さんのところ」

種村さんが手がけられた「村上さんのところ」のお話。
「村上さんのところ」がはてなブログをカスタマイズして作られていたとは知らずにびっくり。
村上さんと読者が交わすやりとりを毎日楽しみにしていました。

「共感」をベースにしながら、村上さんと読者との関係性だけで、
成り立つようなデザインを心がけたとのこと。

1対100ではなくて、1対1。
(ページがないので説明が難しいのですが)
ああ、確かにそうだなぁと腑に落ちていきました。

ふたりだけの書簡のように見せるための細やかな演出が
随所に効いていて素晴らしかったです。

もうひとつ、話のなかで上がった「情報デザイン」について。

  • 見出しは何を持って"見出し"として捉えているのか
  • ボタンは何を持って"ボタン"としてみているのか

普段何気なく使ったり見ているものの「最低限の要素」について、一度考えてみること。
「最低限の要素」を知っておくことでものごとの本質的な理解に役立つ、という言葉を聞き、
デザイナだけではなくすべての職種にも当てはまるだろうなとおもいました。



川上さん 「はてなブックマーク

このイベントの主催者、川上さんは「はてなブックマーク」についてのお話でした。
2005年からはじまった「はてなブックマーク」も今年で10周年。
めまぐるしい勢いで新しいものが生まれたり、淘汰されたりするインターネットの世界で、
10年もの間、使う人のためにただそこにあり続けるサービスって素晴らしい。

もちろん、ただそこにあり続けるだけではなくて、
時代とニーズに合わせて日々進化&改善されながら運用されています。

川上さんはプロダクトのライフサイクルについて細やかに話されていたのですが、
はてなブックマークは「ツール」「コミュニテイ」「メディア」として
サービスの領域を広げているそう。
確かにそう言われてみると、昔よりも使われ方が多様化してる気がする。
シンプルでわかりやすいものだからこそ、時代の波にのって変化できるのかもしれないです。

サービスのアートディレクションについての話も印象的でした。

  • 世界観をつくること
  • 定期的なレビュー
  • 部分から全体をつくりあげること(軸となるのはサービスの体験)

部分から全体をつくりあげる、という考えが新鮮でした。
サービスを作る上で世界観をつくる、ってとても大事なところだけど、
その基準をしっかり作れるデザイナさんがいるって会社にとって心強いだろうな。



パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、いくつかのテーマに登壇された方がそれぞれ答えていくスタイル。
話をきいて、ものづくりが好きな人たちが集まっているんだなと感動。
(話を聞き入ったあまりメモが残ってなかった...!)

そのあとの懇親会では久しぶりに会えた人や、登壇された方のお話を聞いたりして、
刺激をもらいつつ、近況報告もできてよかった。



まとめ

このイベントに参加したことで、自分の中で作ることに対する温度があがったのが嬉しい。
2℃ぐらい上昇しました。

(2℃あがった勢いのまま、ブログテーマを急遽作りました。
フッター付近が微妙に崩れてるので後ほど修正します...。)

他社がやっていることを知り、その熱を持ち帰ることで、
自分が関わるサービスももっとよくできたら最高だよな、と帰り道にじんわりおもいました。
今回は1回目ということで、また次もあれば参加してみたい。

(はてなさんでは、デザイナ募集中とのことです!)
デザイナー職 - 株式会社はてな